剧情简介 : 「戦いに勝ち目はない。然し、戦わねばならない。せめて可能な限りの打撃を与えて敵の戦意を挫き、戦争終結のきっかけを作らなければならない」第一航空艦隊司令長官杉浦中将は第二十六航空戦隊司令官矢代少将に向ってこういった。その時、日本軍はすでに、マリアナ沖海戦惨敗とサイパン島の玉砕によって、西太平洋の制海権を完全に失っていた。そしてまた米第七艦隊は全力をあげて、ルソン島レイテ湾に殺到していた。海軍大尉宗方が、辺見中佐より第一次特別攻撃隊搭乗員の人選を命じられたのは、南方海戦の飛行基地においてであった。宗方は即座に志願し、他の志願兵を募った。隊員のほとんどが特攻隊を志願した。その朝、特攻機は次々に発進していった。その中の一機には、矢代少将が乗っていた。少将は、自らの命を投げうつことによって、戦局を収拾したいと思ったからであった。しかし編隊は、敵機動部隊の上空に...