剧情简介 : 映画(にかかわらず)において、「部活動のキャプテンと女子マネージャー」というのは割とよくあるシチュエーションなのだが、描写が丁寧であれば、無理して物語を作ろうとしなくても作品は成立するのだと改めて思う。 この作品の良さはまず、物語の中の人間にしっかりと実感があること。そして、その人間にほどよい色気が漂っていることだと思う。色気といってもそれは熟した男女の湿度の高さではなく、澄み切った空気に似た質感だ。全体的に抑えられた演出で、だからこそ匂い立つ人間の情なのだろうと思う。キャプテンとマネージャーの真剣な表情や物を見るときの視線は、ただ真っ直ぐなだけではない。情熱というのとも少し違う。それは静かな闘志のようなもので、青い炎のゆらめきに似ているな、と思う。しっかりと対象に向き合う者だけがする目つきだった。